サンピエールの立地
アヴィニョン中心街から南へ15km、リュベロン(小高い丘)の西へ15kmの間に位置し、
ぶどう畑は丘に沿ってデュロンス川まで広がっています。
(農産地面積:28ヘクタール)
歴史
シャトーの歴史は古く13世紀にまでさかのぼり、その名は当時サン・ピエールデスカバリヤック
という礼拝堂からとったもので、シャルトル会修道士たちがフランス革命までぶどうを造っていました。
1889年、ルカン家がこのシャトーを受け継ぎ現在にいたっています。
ワインの醸造庫と地下のワインカーヴは13世紀のものを受け継ぎ、その醸造庫で毎年絶えることなくワインを造り続けています。
そして、このワインはコート・デュ・ローヌの首都であるアヴィニョン周辺地区で唯一のワインとなっています。
ぶどう畑とぶどうの品種
サンピエールでは、グルナッシュ(50%)、その他シラ、カリニョン、サンソーの4種類のぶどうを使い、赤ワインのみを生産しています。
特徴は、太陽の恵みと豊かな土地からうまれる甘みと香り、輝くような美しい色であり、
繊細で深い味わいを持つ赤ワインです。
また、ぶどうの収穫は全て人間の手によって行われ、ぶどうの状態の良いものだけを選び、ワインにしています。