コマンダリアは、
ヘンリーアグネリの有名な詩「ワインの戦い」の
題材にもなっています。
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ある時期、キリスト教会はグルメとして有名なフランス王の、フィリップオーギュストとイギリス人司祭により、あらゆるワインのティスティングを行いました。王は、ヨーロッパの中のワインを全て謙譲させ、何日もかけてこれを味わい続々と判定を下していきます。それは良くないワインの排除であり、本当の目的は力をつけつつある教会への制裁でした。なぜなら当時ほとんどのワインは修善院をはじめとする多くの教会で、作られていたので、ワインを利用してその勢力図を書き換えたのです。この時、3本だけ良質ワインとして選ばれたものがあります。その一つ目はキプロスのコマンダリアであり、2つ目がイタリアのベニスのワイン、3つ目はフランスのワインでした。このティスティングの後、コマンダリアは、フランス王、フィリップオーギュストにより、『ワインの使徒』と名づけられ最初のキリスト教ワインとなったのです。
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